2011年2月17日木曜日
生活全般役立つ脳を活かす書
著者は現代大変に売れっ子となっている茂木健一郎の著である。
この話題の本は1ヶ月で25万部を突破したというのだから驚きである。
購入者は、ビジネスパーソンだけではなく、主婦や学生などにも購読者が多いということである。
この書が売れている理由は「脳は分からない部分が非常に多く、どういうものだろうかという関心から広く読まれているのではないだろうか」とある担当者が言っているようである。
著者は自らの挫折の体験などから、仕事をスムーズに行うための方法をこの書の中で伝えている。
例えば「目標を達成するためには、目の前の仕事に集中し、小さな成功や実績を積み重ねていくことが意外に大切」と言います。
つまり、仕事に時間制限を設けて全力を尽くすことが脳の機能にかなっていると説明しています。
複雑なことを同時にやろうとしないで、1つのことで1時間から2時間で終わるものに集中すること勧めています。
しかし、思考が行き詰まったり、集中力が途切れたりしたときにはどうすればいいのか。
解決策は簡単で「足を動かしたりして頭を切り替えましょう」と言っています。
例えば、身近なことで言いますとコーヒーを入れたり、トイレに行く等といった簡単な行動が最適であり、そうした行動をしている時に閃きがあることが多いというのである。
ではなぜ簡単な行動が良いのかというと「集中することは無意識の行動の一つで、人は無意識を操ることは出来ない訳です。身体を動かすことで間接的に無意識をコントロールして集中力を高めるきっかけを作る事ができる」ということであります。
こうしたことや他に難しい理論もあるようだが、この書は比較的に読みやすく、脳の専門家の分析だけに説得力はあります。
仕事の指針として読むこともできますし、「偶然の出会い」「楽天家でいることの重要性」等々、生活全般にも役立つものではないかと思います。
「脳を活かす仕事術」茂木健一郎著(PHIP研究所)
2011年2月14日月曜日
第1章・日本列島総不況!脳を活性化して乗り越える
各企業は、今揃ってさっぱり物が売れないと嘆き。
大学卒業生は、就職先がないとか、リストラで職を失ったが就職先がない。
収入が増えないので生活が苦しい上に追い討ちをかけるように物価はどんどん上昇して、ますます生活が苦しくなる。
しかも、預金利息はただ同然、医療費まで上がり、この先どうなるのだろうか?
総理大臣が、麻生さんに変わったが、本当に大丈夫だろうか?
ともかく全国、全世界どこしもかしこも大変だ!大変だと世界も日本列島総不況の状況であります。
昔「赤と黒のブルース」という歌がはやりましたが、この歌のセリフに「今の世の中、右を見ても左を見ても、真っ暗闇じゃありませんか!というのですが、正にその通りで、明るい話題を探すのに苦労するほどです。
今年は自然現象も異常続きで世界至る所で大雨が続き洪水被害があちこちで出たり、地震のニュースが飛びこんで来たりして、異常の世であります。
例えば中国では、今年はオリンピックが開催されましたが、その前に大地震があり、何十万にも死者や行方不明者が出て想像もつかない程の大災害でありました。
こういう時ほど私達人類の脳を活性化して行かなくては、良い対策が出るものではありません。
株価
8年程前は、東京株式市場の平均株価は、13700円程だったと記憶しておりますが、株価は景気のバロメーターと言われておりますが、今年の株価は9000円台を割り出して、景気が最悪の状態を表しています。
今からわずか20年程前は、バブル経済最盛期には株価は、38000円を記録しておりましたから、その当時の株価と比較しますと、80%程下がっていることになります。
例えば、1000万円の株を持っていたとすると、何と200万円に下がってしまい、差し引き800万円も損をした計算になります。
経済活動が活発になり、企業が儲かるようになれば、株は買われ株価が上昇し、反対に景気が悪くなり利益が出ないような時には、株が売られ株価は下がります。
現在の日本の株式は最悪の状態であります。こういう時こそ国が適切な政策を求められているのが今日でありますが、どうも為政者の方々は認識されておられるのであろうか?又、認識されておられても手の打ちようがないのが
現状であろうと思います。
今日、日本の国では、3度目の大きな変革を迫られておる時であろうと思います。
3度目というのはどう言う事かといいますと
1・明治維新
2・第2次世界大戦の敗北
3・平成の大不況
であります。
私達も、為政者ばかりに頼らずに一人一人が脳を活性化させていく事が大切であります。
脳の活性化は、今での価値観から新たな価値観を見出し行く事であり、それは思いの転換という事であります。
思いの転換は以前記載しました脳の活性化と性ホルモンについてをぜひお読み頂き参考にして下さい
脳の活性化してこの大不況を乗り越える第1章はこれぐらいにして続きは第2章に致します。
2011年2月13日日曜日
第2章・日本列島総不況!脳を活性化して乗り越える「為替レート検証」
平成13年頃ですと東京外国為替市場の円相場は、1ドル=135円でしたと記憶しておりますが、為替レートとは簡単に言いますと、自国の通貨と他国の通貨を交換する時の値段です。
代表的な通貨には米ドル・独マルク・英ポンド・日本円などがあります。
昔といいましても、今から30年ぐらい前までは1ドルが日本円で360円でありました。この360円の時代が長い間続きましたが、日本が高度成長期を続けて国力が付くにつれて円の価値が高くなり、円高の状態になって参りました。
最も高い時のレートは1ドル80円になった時もありました。私達が身近に為替レートを実感するのは海外旅行に行った時でしょう。
例えば、100ドルの物を買うときにその時の為替レートが1ドル80円ならば8000円で買える訳ですが、それがレートが1ドル135円でありますと、100ドルの物を買うのに13500円も払わなくてはなりません。
その差5500円も高く買わなくてはならないと言う事になります。
円高になれば、輸入業者が有利になり、ガソリンや輸入物価が安くなり、電気料金やガス料金が下がり、反対に円安になれば輸出業者が有利になり、トヨタ自動車は1ドル1円の円安で年間150億円も利益が増えると言われています。
ところが現在1ドル90円位で推移して確かに円高でありますが、電気やガスや輸入物価はかえって高くなるという現象であります。
それだけ、世界的な金融大恐慌であり、世界の大不況であります。
これは、米国のサブプライムローン(低所得者向け高金利型住宅ローン)問題をきっかけとした世界の金融収縮により、多くの国で経済危機が発生してしまい、それに加えて米国の自動車業界ビック3が経営危機に落ち込んでしまい世界不況は泥沼に入った状態であり、資本主義の崩壊ともなりかねない状態まで来ているのが現状であります。
こうした煽りは日本の自動車業界をはじめあらゆる金融業界や企業にも影響しております。
正しく今人類が経験のしたことがないような平成大不況の到来とも言えるでしょう。
このときに当り経済大変革の時であり、人類は脳を活性化して思いを既成概念より転換して行かねばならないと感じます。
次回第3章は地価について検証してみたいと思います。
第3章日本列島総不況!脳を活性化して乗り越える「地価検証」
土地というのは、江戸時代の昔から日本人の価値観の基準でありました。
日本では地価は、一本調子で上がっていくものと、何百年に亘って信じられてきました。
銀行においてもお金を貸し出す時の担保は何と言っても「土地」が一番あり、土地本位制でありました。
地価が下がると事があるんて日本人が知ったのは近年であります。
バブル華やかな頃は、大都会では1坪が何千万円、場所によっては何億円と異常な値がついて、土地を持っていた人にすれば、突然大金持ちになった気分だったでしょう。
このまま何時までも地価は上がり続けるものと思い込んでいるものですから、その土地を担保にお金を借りて、更に別の土地に投資するといった土地投機に走り悪循環を起こしてしまいました。
これには銀行の土地担保さえあれば、何でもどんどんお金を貸し出した無責任な「貸出競争」にも当然責任がありますが、それより何よりも、政府が全く無策だったこと、間違った政策をとり、土地や株の異常な値上がりを起こしてしまったことです。
たしかその当時の総理大臣は宮沢総理で大蔵大臣が橋本元総理だったと記憶してしております。
バブル崩壊後さすがの異常地価も下がり始め、現在はピーク時の6割~7割程になってきておりますが、ここでまた困ったことが起きてしまいました。
それは高い時に土地を買った人や、マイホームを求めた人が、大変損をした事になりますし、ローン返済処分が大変になりました、
一般の人はやむを得ずようやく手に入れたマイホームを手放したり、また手放したとしても膨大な借金のみが残ってしまうなどいう事態を招いた訳です。
2011年2月12日土曜日
第4章日本列島総不況!脳を活性化して乗り越える「三度目の大変革」
① 明治維新
ご存知の如く明治維新は日本の夜明けと言われ、封建的長い鎖国政策から西洋文明を取り入れようと、初めて世界に門戸を開いた、非常に変化の大きい時代でありました。
私は歴史が好きで、特に明治維新のことは大変に興味がありますが、ここではテーマが少し違いますので、また
の機会に致します。
とにかく大きく時代が動き大きな改革に時代でありますので、経済関係も大きく動いて行ったのが明治であります。
② 第2次世界大戦の敗北
明治維新が日本のい新しい国造りならば、第2次次世界大戦の敗戦後の混乱は第2の国造りだと思います。
全てを失ってゼロからの再出発で、平和憲法を選んだ日本は、戦争放棄、武装放棄によって身軽になり、農地解放をはじめ色々な新しい制度が導入されました。
戦後の焼け跡の中で、金もない、資源もない、ただ飢えた国民ばかりがいる状況の中から立ち上がる時、何が1番必要だったのか?
まずは国民の空腹を満たす為の雇用の場を生み出す産業が必要でした。
産業を興す為には資金が必要であり、資金を調達するには、銀行から借入れしなければならない。
銀行は国民から預金という形でお金を集め産業に貸し出して産業はそれによって成長していくのです。
このような関係を可能にするために、銀行が倒産するような不安を国民に絶対与えてはならない。
国民が汗水たらして働いて得たお金を安心して銀行に預けてもらい、お金を預かった銀行はこれを産業界に有効に貸し出して行くことが、貧しい日本の国を豊かにする条件でありました。
そのためにも銀行には倒産の危機を背負わす事の無いよう無理な競争をさけ、保護政策をとり優遇措置を採りました。このシステムが護送船団方式であり、横並び方式でありました。
政・官・財が一体となり、それに勤勉で豊富な労働力が加わって、効率よく経済運営が行われた結果、日本は世界に例を見ない素晴らしい復興を遂げたのであります。
その要因は、今と違って、貧しかった当時の日本経済は、政治がしかっり目標を定め、行政すなわち官僚が忠実に実行し、国民が協力するという効率のよいシステムが出来たのです。
その頃の官僚が優秀だったのは勿論ですし、現在のような自分だけの利益や接待や汚職に走る官僚は殆どいなかったし、政治家もまた国益を大事に考える信頼できる人物が多かった。
国民もよく働き、日本の高度成長に貢献しました。
③ 平成の大不況
今日の大不況を招いた原因をいろいろ考えて見ますと、今までの日本経済の高度成長を支えて来たシステムが、今世界に通用しなくなった事、そして日本の国をリードする政治家も、優秀だった官僚も腐敗してしまい、金融システムも機能しなくなって、今迄の不況とは全く違う、構造的な不況になり、その上前項で言いましたように米国のサブプライムローン(低所得者向け高金利型住宅ローン)問題をきっかけとした世界の金融収縮により、多くの国で経済危機が発生してしまい、それに加えて米国の自動車業界ビック3が経営危機に落ち込んでしまい世界不況は泥沼に入った状態であり、資本主義の崩壊ともなりかねない状態まで来てしまったのであります。
2011年2月11日金曜日
ララ物資その1
ララ(LARA;Licensed Agencies for Relief in Asia:アジア救援公認団体)の提供していた日本向けの援助物資のこと。
ララはアメリカ合衆国救済統制委員会が1946年6月に設置を認可した日系米国人の日本向け援助団体。 1946年1月22日にアメリカサンフランシスコ在住の日系人浅野七之助が中心となって設立した「日本難民救済会」を母体としている。南北アメリカ大陸在住の日系人が寄附の中心となり、主な支援物資は長期間の輸送を考慮して脱脂粉乳と衣類であった。
当時アメリカにおける対外的な慈善活動は海外事業篤志団アメリカ協議会(American Counsel of Voluntary Agency for Work Abroad)が担っていたが、その対象地域は欧州のみであり日本は含まれていなかった。そのため、日本に対する援助物資輸送のために新たな援助団体を設立する必要があった。反日感情が残るなかでの「アジア救援公認団体」認可に際しては知日派のキリスト友会員の協力によるところが大きい。
なお、日本国内での物資配付にあたっては連合国軍最高司令官総司令部の意向により日系人の関与について秘匿され、アメリカからの援助物資として配付された。
ララ物資その2
外務省の資料によると、ララ物資については、「多数の国にまたがり、多くの民間人、民間団体からの資金や物資の提供であったため、その救援総額は不明であるが、膨大な額であったと思われる」と記されており、非常に多くの人々の善意の賜物であり、汗の結晶を頂いたことを忘れてはならないと思います。そして、その陰には、米国在住の一人の日本人の並々でない努力と貢献によるものであることを「感謝」をもって長く記憶しておきたいと思います。
サンフランシスコに在住していた浅野七之助氏(盛岡出身、1900~1998年)は、戦後、米国在住の日系人の権益回復・擁護のため、日夜、奔走していましたが、戦後日本の窮状を知り、「一食を分かち、一日の小遣いを割いても、援助することは、良心的な義務」として、1945年11月に同士10人足らずで「日本難民救済有志集会」を開き、邦字紙「ロッキー新報」に「故国の食糧危機重大」と題する記事を載せ、救済運動の盛り上げを図りました。
そして翌1946年1月に「日本難民救済会趣意書」を起草し、サンフランシスコ湾東地区在住の日系人を中心として集めた浄財で物資を購入し、「海外事業篤志団アメリカ協議会」を通じて日本に送ろうとしたが、同協議会はヨーロッパの戦災難民救済を対象としており、日本には送ることはできないことが判りました。そこで、川守田牧師らを通じて宗教団体に働きかけ、大統領直轄の救済統制委員会に「日本難民救済会」を公認団体とするように陳情しました。
1946年9月、漸く認可に漕ぎ着け、日本に救援物資を送ることができる公認の団体・LARA(Licensed Agencies for Relief of Asia)として発足することができましたが、認可取得に当たっては、後にLARA中央委員会委員として継続的に活躍されたE.B.Rhoads女史(1896~1979)の尽力が大きく貢献いたしました。
同女史は、1917年、21才の若さで東京フレンド女学校(現 普連土学園)の教師として来日。またフレンド流(クェーカー教徒)の牧師として滞日していたが、太平洋戦争が始まると同時に帰国しました。しかし、米国では転住所(戦時中における日系人の強制収容所)につながれ、多数の日系人の世話をすると共に、国務省に「日本爆撃即時停止」の嘆願をするなど、平和促進運動に努められました。そして浅野七之助らが「日本難民救済会」を公認団体として救済統制委員会に申請したときに、いち早くこれをとりあげ、ライセンス取得のために尽力しました。その後は、再度来日して、ララ中央委員として活躍する一方、バイニング夫人のあとを受けて、皇族の英語教師を務められた方です。
これら関係者の献身的な努力が実り、救済品を満載したハワード・スタンバーグ号は、クリスマスに間に合うように早くも1946年11月30日に横浜港に到着しました。さらに1948年には、6大都市の約300ヶ所の保育所でララ物資による給食が開始されました。
ララの認可に伴って、日本難民救済会の運動は、米国、カナダ、メキシコ、ブラジル、チリ、アルゼンチン、ペルー等南北アメリカ大陸に除々に拡大していきました。
2011年2月10日木曜日
もったいない4R運動で環境浄化!
地球資源をより効率よく利用しょう!
4R運動とは?
環境問題と言えば、先年ノーベル平和賞を受けたケニヤのワンガリ・マータイ女史の言葉を忘れることができません。
マータイ女史が叫ぶ環境への標語が古来からの日本語「もったいな(MOTTAINAI)」であることは、真に示唆に富んでいると思います。
現在の日本人が如何に物を無駄に使っているかを知る時、「もったいない」の言葉は千金の重みをもって迫って来ます。
日本語の「もったいない」を知ったマータイ女史はこれをキーワードとして「もったいないキャンペーン」を展開し、「地球資源をより効率よく利用しょう」と訴えています。
Reduce (リデュース) ごみの減量
Reuse (リユース) 再使用
Recycle (リサイクル) 再利用 再資源化
Repair (リペア) 修繕する
いわゆる「4R運動」を提唱しているのですが、私達はこのマータイ女史が提唱しています「4R運動」を真剣に実行に移す時が来ています。
環境問題を考えた時、身近な例で言えば、スーパーマーケットのレジ袋でも使用を減らさなくてはならいでしょう。
アジアでは既に韓国、台湾、シンガポールなどでレジ袋の有料化が始められており、これまでの使い捨てを改める意識が定着しつつあります。
つまり、使える物はリサイクル(再利用)すればよいし、リペヤ(修繕)できる物は修繕して使えばよいのです。
昔と言っても50年前の日本では物が少なく、お父さんもお母さんも使える物は再利用し修繕して長く使っていたのです。
また、お母さんは必ず買い物かごや買い物袋を持参して外出したものです。
しかし、町に物が溢れレジ袋無料サービスが始まって以来、買い物かごを目にすることはほとんどなくなってしまいました。
環境浄化への取り組みは、地道な一人一人の努力によって成果が上がってくるものであります。
さて、節約といえば物ばかりの概念を思い浮かべますが、「節」という言葉には多様な意味が込められています。
「節度」とは、読んで字の如く度を超さないということであって、人との関係性においても、物を利用することにおいても「適度に付き合う」あるいは「物を適度に消費する」という精神が必要であります。
この節度が分からない人があらゆる分野で増えているので困ります。
節度のない人は、周囲に迷惑を掛けてしまいます。どうか節度ある生き方をして、皆共に資源節約に努め私達の大切なこの地球を守って行かねばなりません。
地球温暖化による危機は目前に迫って来ております。
家族や子孫の為に、あなた自身の為に、あなたの大切な人の為に植林に関心を持って頂きまして、もったいない心で「4R運動」を実践して、この美しい地球を共に守りましょう。
日本は自らの可能性に自信を持つべきである。
よく「欧米に比べたら日本は遅れている」とか「理想にはほど遠い」等良く聞きますが、しかし、一国がすべてにおいて1番などという事は有り得ない事であり、理想はあくまで理想であり、日本はもっと自らの力と可能性に自信を持つべきであります。
最近、格差について問題化されておりますが、同じように問題になっているのは、貧困であります。
勿論貧困というのは良くないのは当然でありますが、日本で言います貧困は、相対的なものな貧しさであって、インドやアフリカで日常的に出会う死と隣り合わせの絶望的な貧困とは程度が違います。
日本は、現在地方の再生・教育・年金・医療等さまざまな難問に直面しておりますが、NPO法人が行った調査では80%を越す人が「日本に生まれてきて良かった」とか「日本が好きです。」と答えたと言われています。
よく悲観者が言いますのは、ご飯がお椀に半分位入っている前で「半分しかない」と嘆くが、日本は豊富な技術と恵まれた自然、治安の良さ、新しい時代に向けた知恵等、どれを取ってもお椀いっぱいの夢と可能性を持つ国だと思うのです。
だが、日本人は戦後、物質的豊かさを求め過ぎました。それゆえに今こそ悲観論と決別して、明るい日本を目指すべきであるのではないかと思います。
それが精神的な豊かさつながり、世界に対して貢献するミチではないかと思います。
迷走する政治以外は、日本はそれを十分相応しい国であると確信しております。
2011年2月9日水曜日
日本の経済大不況を招いた原因
世界は、米国のサブプライムローン(低所得者向け高金利型住宅ローン)暴落に端を発した金融危機は「対岸の火事」ではなく、トヨタを初め日本の一流企業でさえ正式社員の大量解雇が出るというように、私たちの生活基盤を脅かし始めてきております。
日本において私なりに考えて見ますと、このように暗い影を落とし始めたのは、以前よりその原因があるように思います。
① ジャパン・アズ・ナンバーワン
麻雀で例えるならば、いつも一人勝ちする日本の輸出企業や日本の経済システムをさして、以前にアメリカで「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言う本が出版されましたが、その本には日本の経済システムこそナンバーワンと賞賛し、褒め称えてあったことによって日本人はすかっり有頂天になり、つい浮かれてしまったのです。
それまで、恵まれた環境や高度成長を成し遂げた要因をよくわきまえ、むしろこれらのことに感謝し謙虚になるべき時に、つい大事なことを忘れてしまい、政治家も官僚達もそして国民もただ、のほほんと過ごし、非常時の備えを忘れていた、そのつけを払わなければならなくなったのが日本の原因の一つではないだろうかと思います。
② 平和ボケ
日本の終戦処理が米国で行われた事は、経済面ではある意味では幸いだったと思います。
もしも、これがソビエトによって進められていたらと思いますとゾ~といたします。実際に北海道はソビエトが支配しょうした動きあったようです。
戦後60年、米国の核の下で外部から侵略される心配もなく、貴重な平和が得られたことは重要な事であり非常にラッキーな事であったと感じます。
勿論、この平和の影に沖縄に代表する深刻な基地問題や、日米軍事同盟によって毎年6千億円にも及ぶ負担はありましたが、なにより60年に及ぶ平和が続いたことは大変幸せなことでありまして、よく考えて見る必要があります。
この大事な事をつい忘れ日本中が平和ボケしていたのではないでしょうか?
中立国家のスイスですら国を守るため軍隊をおき、微兵制度を敷いて、退役後も毎年軍人訓練を行うなど、国民の気持ちを引き締めております。
湾岸戦争の際にお金だけで解決しょうとした日本の姿勢に対し、血も汗も出さない日本を世界の世論から厳しい批判を浴びたというのは、世界の目はそれだけ厳しいのです。
2011年2月8日火曜日
環境経済を基とした環境ビジネス勃興の必要性
環境ビジネスが盛んとならねばなりません。
世界不況を好況に変える為にも、新しい大きな投資を行って環境の経済が盛んにある事が必要です。
現在はディーゼル車のクリーンエネルギーの開発されています。
何しろ今や中東の石油産油国であるアブラビ【アラブ首長国連邦を構成する首長国の一つであり、連邦の75%を占める最大の構成国】では石油を一滴も使用しないクリーンエネルギー都市の建設を予定しております。
太陽光パネルを使っての発電であります。
つまり、石油の国中東では将来を見据えて自然エネルギーの戦略が始まっているのであります。
環境問題には新しい先端技術を開発していく事が重要と思います。
例えばゴミの減量という事では、岐阜県の「美濃焼」の地から世界初の技術による取り組みが行われております。
それは、廃陶磁器から「食器再生」を行う試みであります。割れた陶磁器などはゴミになるばかりでなく土の中でもなかなか土に還りませんが、しかし此処に無限リサイクル(recyule)を可能とする「Re食器」【岐阜県多治見市で始まった試み、割れた食器を回収して粉砕し、土に戻し、再び焼き物に蘇らせる事】という技術によって強度も格段に強まり燃料節約にも繋がる素晴らしい技術が誕生しております。
このよにエコビジネスが今後主流を占めて行かねば、人類の未来は暗くなるでしょうし、向日葵の光の輪は環境ビジネスを推進していくビジネスを目指しております。
2011年2月7日月曜日
忘れ去られて行く企業創立精神!
そうした中にあって各企業は創立時の精神に元還りして行く必要があります。
例えば、松下電気の創立者「松下幸之助」は次のように語っております。
翁はスピーチをした後周囲に向かい「00君、今の私の話はどうやった!」と尋ねるのを常としました。
それは、自分の想いがキチンと伝わっているかを確かめる事が目的でした。
部下達に「良く聞き」「良く考える」事を訴えました。
この「良く聞き」「よく考える」習慣を付けさせる事が翁の狙いでした。
幸之助翁の質問が矢継ぎ早に飛んで来るので部下達は決して居眠りなど出来なかったという訳です。
更に時間があれば「何か質問はないか?」と手を上げさせたと言います。
畢竟、翁と社員との会話は真剣勝負であったのです。
そして、幸之助翁は「転んだら立ちなはれ!」と前進又前進の経営を推し進め、世界的企業へと発展する事が出来ました。
然るに今日ここ迄の緊張感を持った企業がどれ位あるでしょうか?
たった一人から松下電器を立ち上げ世界的企業に迄発展させた幸之助翁は「七転び八起き」の強靱な精神の持ち主でありました。
しかし、企業の生き残りの厳しい時代にあって松下電器ナショナルは「panasonic(パナソニック)」という名に替え生き残りを懸命に計っているのであります。
「翁の教訓」と「創り上げられてきた伝統」は薄らいでいるかも知れません。
松下幸之助翁は「商売の道」を説き「企業の在り方」を説き続けたのであります。
各企業は翁の「良く聞き」「良く考える」精神を学び商売の原点に立ち還る事が今、一番要求されているのではないでしょうか!
2011年2月6日日曜日
世界における日本の位置
いつも新聞を読んでおりますと、連日のように日本の現状、将来を暗く悲観的にとらえる記事が掲載されております。
世界同時不況の影響は大きく、日本にも荒波が押し寄せて来て雇用問題を始めとする問題が山積されております。
日本に問題がない等とは言わないが、世界を見てみると私は日本ほど素晴らしい国はないと思う。
金融危機の中で「円」に対する信頼は高く、日本が果たすべき役割も多く、悲観ばかりしていたのでは、できる事も出来なくなる。
世界が大きく変わろうとしている今、自虐的(じぎゃくてき)な悲観主義との決別こそ必要ではないだろうかと思います。
「景気悪化」「雇用危機」「生活破壊」いった言葉が米国発の金融危機以来、新聞紙面には連日報道されております。
確かに各国の経済、金融が密接に結び付くグローバル化の時代にあって、日本だけが無縁ということはあり得ないと思いますが、金融危機が表面化する直前の昨年夏、1万2000円台だった日経平均株価は8000円台に落ち込んでおります。
これは、おそらく輸出依存型の日本経済に対する不況の影響を懸念してのことだと思われます。
しかし、その一方で1㌦=110円前後でありました為替レートは90円前後まで急騰し、ユーロ等他の通貨との関係でも独歩高が続いております。
日本の金融システム、経済に対する高い信頼と期待があると思わざる得ないのです。
その日本は1990年代にバブルの崩壊で深刻な金融危機に直面しましたが、もちろん今回の世界に拡散した今回の金融危機とは規模や質とも違いますが、日本が世界の金融システムの安定に貢献できる範囲と役割は大変に広いと思います。
2011年2月5日土曜日
リスク管理を怠った日本経済
銀行や証券、保険会社が倒産したり、株や土地が暴落することなど外国では何も珍しい事でなく、当たり前のことなのです。自分の事は自分で責任を持つ、自己責任の原則。
外国ではこれを当然のように考えております。
例として米国では銃の所持が認められておりますが、自分の命や家族の安全は自らが守るという基本的な考え方が根底にあるからだと思います。
60年にも亘る平和ボケと言いましょうか?日本では銀行や証券、保険会社は絶対に倒産しないものと決め込み、株や土地は常に上がり続けるものと錯覚していたのです。
甘かったのです。リスク管理が欠けていたのです。
国の危機管理能力の低さ、音痴振りにも不安を感じます。
昔ペルーの日本大使館で起きたゲリラ襲撃事件での危機管理、阪神大震災時の対応、日本海で起きたロシヤ国籍タンカーからの原油流失事件、また北朝鮮のミサイル発射事件の対応ぶりや、情報公開の遅さ、祖粗末さを見ると国民の命、国民の財産を守るべき国のリスク管理のなさ、危機管理意識の低さを感じ不安に思います。
2・ 銀行の大蔵依存体質
銀行に対する大蔵省の保護政策、護送船団行政は戦後の混乱から、日本を建て直し産業復興する上では、非常に成功をお収め、世界にかんたる奇跡を生んだのは確かであります。
しかし何事もいつまでも長く続ける事は逆にまた弊害を生むことにもなります。
役所は次第にわが権益を守ろうと縄張り意識を強く持ち出し、縦割り行政に変化して行きました。
銀行をはじめ証券、保険など金融行政に関しては全て大蔵省が権力を握り、新規参入は一切認めず、支店を設置するにも、新たな業務を開始するにも何をするにも、役所に申請しなければならないように規則、規則でがんじ絡めにし、殆んどの大手銀行、証券、保険会社には天下りでもって完全に経営権を握ったのであります。
従って、当然のように癒着して行き、増収賄事件が度々起きるようになり、その事を役所はマスコミや国民の目から誤魔化すようになって行き、また銀行側も情報公開を拒み、スキャンダルを表に出さないように役所と話し合って隠し通すようになり、株主総会も、もめないで短時間で終わるようにして行きました。
つまり、臭いものには蓋をしょうというやり方であります。
こうした事を嗅ぎつけ甘い汁を吸ったのが総会屋一味であります。
日本には一時5000人以上の総会屋がいたそうです。日本の総会屋は米国にも進出を計ったそうですが、結果は失敗に終わったようです。
その失敗した理由は米国では情報公開制度が進んでおり、株主総会においても隠し事が出来ないほど情報公開が進んでいて総会屋の食い込む余地が無かったという事です。
「赤信号みんなで渡れば怖くない」銀行は大蔵省の言う通りにやっていれば護送船団方式で保護され、安泰であったものですから、とにかく隣の銀行と同じ事やっていれば良く。結果的に儲かっても損しても銀行のトップは責任を問われないという風潮が金融界全体を支配してゆき、その典型があのバブル時代のキチガイとも思える乱脈融資ぶりであります。
大銀行の全てが同じ間違いを起こしのです。
正に銀行横並び体質そのものと言えるでしょう。
2011年2月4日金曜日
人間も地球も健康になる為に今我々がなすべき事
人として当然なすべき事
今までの既成の価値観が崩れていき、その混乱混沌の現象が世界に今や広がっていると言うことに他なりません。
政治経済から自然現象に至るまで大変な危機が到来しておるのであります。
なにしろ地球に埋蔵される資源そのものが枯渇化へ向かっているのです。
今日までの消費拡大という考え方そのものを根本的に切り換えて行かなくてはならないと思います。
2005年の京都議定書の発行により3年を経て、地球温暖化防止への取り組みが本格化してまいりました。
本年は北海道・洞爺湖サミットが開かれました。
持続可能な「循環型社会」に向けて環境問題の克服がテーマで活発な意見交換がなされました。
私達は地球市民として出来る限りの浄化運動に取り組む必要があります。
身の回りにも注意を払い、二酸化炭素消滅に努力して行かなければならない時代が来ております。
そこで私達、一人一人が出来る事は何か?
日常の家庭で何をすべきか考え無くてはなりません。
それは、エネルギー資源の節約を行う事ではないでしょうか!
つまり、省エネルギーは無駄を省くことであり、あらゆる面で総点検をしていくことが望まれます。
家庭で出来る対策
1・電気・ガスはこまめに消す
2・水は大切に使う。
3・紙やその他の物でリサイクルできる物は使用する。
4・長電話はしない。
等々このような市民が当然為すべき事柄を、私達家族のため、孫や子孫の為に践み行って行かねばならないと思います。
私達は今、地球で何が起こっているのかをしっかりと認識する必要があります。
人間が生活を営む地球が健康でなければ「人間の健康」もあり得ないのであります。
それだけに資源を大切に使い積極的な植林活動の運動を一人一人が取り組む事が重要なのです。
地球環境を配慮しない生活スタイルでは、健全な地球を次世代に残す事が出来ないということを理解をしなければなりません。
地球温暖化を始め環境汚染によるさまざまな問題は、自然界の一部である人間が、自然との調和を乱して、勝手な振る舞いをしたことに対する自然からのメッセージであります。
2011年2月3日木曜日
地球温暖化による人類の危機
“車に乗るなら始めてみよう”
木陰の涼しさを私達の大切なこの地球に!
最近のテレビを見ていましたら地球全体の衛星写真を報道していました。
衛星写真で北極の氷の溶ける早さを見ていますと、私は地球の温暖化の勢いは、もはや止められないと感じました。
北極の氷が溶けると丁度「ラジエターのない自動車」のような状態になってしまいます。
赤道地帯で温められた空気が北極と南極に移動し、水で冷やされて循環するというサイクルであることはご存じだと思いますが、そのサイクルが壊れてしまいますとどうなるでしょうか?
想像がつきませんが、解ることは暑くて堪らない地球になることは解ります。
ではどうすれば良いのでしょうか?
対策その1
私達が今後もこの美しく素晴らしい地球で生き続ける為には、地球規模で植林することが一番大切ではないでしょうか
緑豊かな皇居の内と外又、新宿御苑の内と外では4~6℃も違うと言われています。
そうです世界中で木陰を作ればしのぎやすくなるのではないでしょか
幸い我々日本人というのは木を植える文化を持っています。
植林すればCO2を吸収して、根から水分を吸収して、そして太陽エネルギーで人類や他の生物に必要な物を作り出してくれるという事であります。
植物細胞には今の人類科学では出来ない素晴らしいシステムがあることを私達は知らねばなりません。
そして、私達日本人にはもう一つ「良いことはみんなで行なおうではないか」という文化があります。
対策その2
CO2の増加により、第二次世界大戦をはるかに超える被害が出るのは確実であります。
その対策が打てるのは、今、生きてる私達しかありません。
「未来世代に負の地球環境を残さないように、人類を含め、全ての生物が地球上でいつまでも生き残れるように、みんなで気候を変えるほどの植林すすめなければなりません。
2007年4月米国の連邦最高裁判所がCO2は大気汚染物質だと認定する判決を出しました。
又、米国の州政府が自動車の排気ガス規制をすることは違法との自動車業界の訴えも9月に敗訴が決定しました。
これまでのように化学燃料を使って、CO2排出し続ける自動車は、近い将来世界から無くなっていくのではないでしょうか
自動車を作る企業と利用して車に乗る人が協力して減らす努力と行動が必要になってきます。
自動車を運転する度に大気中に10000年も残留するCO2を撒き散らすことは、次世代の生存にも影響を与えている事を私達は、知らねばなりません。
技術革新による削減は、車メーカーに任せるしかありませんが、個人にオーナードライバーが、CO2の排出を減らす努力が大切であります。
では車に乗る人は具体的に何をすれば良いかと言いますと、例えば下記のようなことを実践する事が必要だと思います。
1・アイドリングストップ、エコドライブなどに心掛けて、資源・エネルギーの消費量を減らし、CO2の排出
量を抑制する。
2・現状、個人では対応はできないことではありますが、循環可能なバイオ資源に転換する。
3・脱炭素化=排出するCO2分の植林を推進していく。
等々一人一人が心掛ける事が致命的に重要であります。
2011年2月2日水曜日
脳の活性化と性ホルモンについて
参考にして頂きたいと思います。
ストレスが溜まると性ホルモンが減退して、老化の現象が起きてくる。
ストレスとは、イライラしたり、怒りや不満、不平の想念がストレスそれと、嫌(いや)だなとか面倒だなというのもストレスになる。
つまり、悪想念を発すると性ホルモンが減退して老化するのである。
悪想念というものは、知らぬ間に起こしている場合がある。
次の場合等が老化現象の現れとされている。
1. 何事もやる気が起きない。
2. 休みの時は、家でゴロゴロして外出をする気にならない。
3. すぐイライラしたり、怒ったりする。
4. 人を愛する気持ちなく、自己中心である。
5. ス直な心になれない。
等がストレスとなる。反対に何事にも感謝が出来たり、人を愛せたり
感動、感激をすると、性ホルモンが産生され、生き生きとして、内臓が活発化して、肌のつやも良くなり脳も活発に働くようになる。
2011年2月1日火曜日
脳活性化と人生の運命
脳を活性化すると運命とチャンスが訪れる!
人間の運命は、歯車の如くでもあり、浪のようでもある。
運命波の高低差Dは、大きく、周期率Eは、さほど長短の変がないようで、大体10年一節のようだ。
そうしてドン底の3の4、5年。これが余り永いのは深因がある。因を取除く外ない。
妙法は厳存する。この浪! 人生の波浪!は、よほど、積善の家か、前世で、本人何世のため、人のため、善を残したか、儲けながらも、現に徳を積みつつあるか、でない限り、大方の人は味わう浪であろう。
「栄枯盛衰、世の習」とも「人生塞翁が馬」とも「人生走馬燈の如し」ともいう。
そして、Aで、我と慢心が、高潮期に達した人、或は、悪業の集積の人であれば、転落が来て、落差Dは大きく、Bは長期となる。
相応、因果の理によって、致し方なし。Bで沈淪して、意気消沈、自殺にすら行く。
Aの時、金の使い方が善であったり、正しくあった頑張り屋か、経済的に、堪えれる余裕を、造っておいた人は、また上向きになって次の山へのし上る。
Aの時、慢心せず、Bあることを予期し、準備して置くような人か、FからAへの途上の悪を、悔い改めて行く人なら、Bに迄行き着かないで、B`で済み、たといBに行っても、窮せず、焦らずで、短期高揚への上昇期を信じつつ、Cを準備する。枯に窮窮しない。
無準備で、Bに行きついたとしても、悪ではなかったり、反省のできる人なら、そして真(誠とは違う)で念ずる人であれば、天から声あって、窮すれば道通ずで、徐々に又は急激に、Cへ躍動が始まる。
Bで、一切が失われたとしても、悲観の要はない。此の際 悪徳の罪業の業だけは、致命的となることがある。
時として、全財を失い、或は、命をすら失う。真に、改心を要する時でもある。
過ぎ越し方が、善てありヽ真の努力であれば、B時代は、人格の円熟や、智能経験の拡大伸張期であって、晩成への要道となる。
竹に節あり、レンコンの伸びにも節があると同じだ。
少し高い思いはするが、月謝と思えば、先ず間違いないようだ。
高揚周波の上りは、登りなるが故に、幸い。
八合目は、殊更だ。此処で「どうして斯う、苦が続くのだろう」と、反省は必要だが、「見込がない」「神や仏など、あるもんケ工」てなことになると、挫折となり、大変なことが起き、人生峠の太陽見ずじまいとなる。惜しい哉。といって、執着は禁物だ。
冷静な自己批判の必要期である。大事なのは、ゴールインだ。八合目の雲の浪を打破って、初めて、人生、御来光を拝むのは、富士山だけじやない。
これらが、凡人成功者の常道であろうし非凡に通ずる。ただ、天の大任を持つ偉人とやらは、幾度か、AからB、BからCへ、そして、或はD、E、F、と、激流と高浪とに翻弄される。即ち、高低浮沈の差も頻度も大きい。
自然界では、大任あるものに、名刀鍛錬、熱湯極冷の教えをすら与え給う。これを人生の試しという。
さもあらん、獅子でさえ、子を以千仭の谷に蹴落すことがあるというのだもの。
況んや、自然が人間に対する大愛に於て親である。
自然に慈悲なしだ、なんて考えると、大変な間違いになり、却って自滅に行くことさえある。大慈のみ働きと、大悲のみ働きがある。
僕は、Cの時迄、我を張って、Cで慢心しては脳の怠慢化であり、人の意見など糞喰え、いや、嘲笑を心に伏せて、Bも又、脳のリフッレシュなく準備しなかった。
何一つ枝を付け、徳の根分けをして置かなかった。故に此の年になって失敗者となりチンピラに落ちた。
ヤット、覚らされて、これから、Bの余生に這入る。「遅かりしは、由良之助」だけじやなかった。
年頭、人生の波を見つめて、今後の残生、如何なる型の浪打たせんか。来って心眼を開かんとせよ。人生開眼の時を得んとせよ。
偉大なる脳の活性化で人生始めての、そして最後のお年玉となろう。
「節度の意味」と「節度ある生き方」の私の意見!
平成20年は全ての人が挙りて「環境問題」に目を向けて行かなくてはなりません。地球温暖化をはじめ様々な危機が叫ばれています。
それだけに一人一人が周囲を見渡して、大切な資源の節約して無駄のない生き方をしていくことが望まれます。
そもそも「節約」というのはどういうことを意味するのでしょう。
「節」という字は、竹・枝などのふしをいいます。
つまり、竹の幹枝にあるくびれやふしから「節」という文字が生まれので竹冠が付いています。
関節・末節・結節などに使われ、気候の変わり目を季節といいます。
また、程好い、適度、控え目にするというときには、節約・節倹・節水・節電などというのです。
また、ある考えを持って志や行為を変えないことを「節を守る」といいます。
このように「節」には深い意味合いが」ありますが、要するに「節約」とは無駄を省くいていくことであって簡略化することであります。
それ故、簡略の「簡」の字にも竹冠がついているのです。つまり竹のように節があり弾力に富み、上へ上へと伸びて行く性質があります。
故に人は上へ上へと伸びて行かねばなりませんが、伸びる為には節が必要であり、節約・節度を弁えていかねばなりません。
然るに、今日の世界は節度を失ってエントロビー(熱学的混沌状態)が増大していくばかりであります。
今や人口爆発と資源の乱費によって宇宙船地球号は瀕死の状態に陥っています。
即ち、私どもの生存に欠かせない化石燃料や鉱物が浪費され、その上に、飲み水などの真水までが枯渇する事態を招いておるのであります。
「湯水の如く」という形容がありますが、水や石油が枯渇しつつあるのが今日の現状であります。
それだけに私達の未来の為、子孫の為に資源を大切に使い節約に努めなくてはなりません。