2011年2月17日木曜日

生活全般役立つ脳を活かす書

生活全般役立つ脳を活かすには?
著者は現代大変に売れっ子となっている茂木健一郎の著である。
この話題の本は1ヶ月で25万部を突破したというのだから驚きである。
購入者は、ビジネスパーソンだけではなく、主婦や学生などにも購読者が多いということである。
この書が売れている理由は「脳は分からない部分が非常に多く、どういうものだろうかという関心から広く読まれているのではないだろうか」とある担当者が言っているようである。
 著者は自らの挫折の体験などから、仕事をスムーズに行うための方法をこの書の中で伝えている。
例えば「目標を達成するためには、目の前の仕事に集中し、小さな成功や実績を積み重ねていくことが意外に大切」と言います。
つまり、仕事に時間制限を設けて全力を尽くすことが脳の機能にかなっていると説明しています。
複雑なことを同時にやろうとしないで、1つのことで1時間から2時間で終わるものに集中すること勧めています。
しかし、思考が行き詰まったり、集中力が途切れたりしたときにはどうすればいいのか。
解決策は簡単で「足を動かしたりして頭を切り替えましょう」と言っています。
例えば、身近なことで言いますとコーヒーを入れたり、トイレに行く等といった簡単な行動が最適であり、そうした行動をしている時に閃きがあることが多いというのである。
ではなぜ簡単な行動が良いのかというと「集中することは無意識の行動の一つで、人は無意識を操ることは出来ない訳です。身体を動かすことで間接的に無意識をコントロールして集中力を高めるきっかけを作る事ができる」ということであります。
こうしたことや他に難しい理論もあるようだが、この書は比較的に読みやすく、脳の専門家の分析だけに説得力はあります。
仕事の指針として読むこともできますし、「偶然の出会い」「楽天家でいることの重要性」等々、生活全般にも役立つものではないかと思います。




「脳を活かす仕事術」茂木健一郎著(PHIP研究所)

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